AIで資格勉強を変える!おすすめツールと成功事例

benelopでは、AIを活用してビジネスを快適にする情報をお届けしています。今回は、AIを活用して勉強する試みをご紹介します。

生成AIは、文章を生成するのが得意です。情報を与えることで知識に特化させることができます。つまり、生成AIは、専門知識から、問題を作成するのにもってこいなのです。

最近では、文章生成の能力を活かし、「ChatGPT-4oを使って子供に勉強させたほうが自分で学んでいく」「学習した内容をAIに話しかけることで、勉強の内容が復習できるし、知識で間違っている部分を修正できる」「自律して学んでいけるから効果的だ」という、教育に熱心な親の声が、上がってきています。

今回は、これから大注目の、AIを使って学習する方法についてご紹介します。

AIにオリジナル問題を生成させる~GPTsを使ってTOEIC900点取った人

エンジニア向け技術サイトqiitaで、TOEICのリスニング問題をAIを活用して勉強し、TOIEC900点を取った人の記事が話題になりました。(記事は>>>こちら
この方はエンジニア技術を活かし、AIにリスニング問題を生成させました。その自作の問題を解くことで、見事リスニング問題を習得することができたそうです。

生成AIにTOEIC®リスニング問題を無限に生成してもらい、スコア900超え達成した話(https://qiita.com/readiness_/items/3a03e525344aca6d58c2)

この方が行った手順を解説します。

1. GPTsを使ってオリジナル問題を生成
GPTsとは、ChatGPT有料プランで使えるオリジナルのAIツール集です。この方は、TOEICリスニング問題を生成するGPTsを自分で作って、リスニング問題を無限に作らせています。

2. AI音声と組み合わせ
次に、生成したリスニング問題をAI音声に読ませています。プログラミングを書いて、GPTsが生成した問題をAI音声で読ませています。

3. 独自のWEBアプリを公開
最終的に、これらのシステムを組み合わせ、オリジナルのWEBアプリを公開しています。

筆者公開のWEBアプリトップ画面

意見
筆者は最終的にWEBアプリケーションを作成しています。これは、エンジニア技術力やGPTsの知識があったからこそできた内容です。

AIにオリジナル問題を生成させるGPTsの作成

GPTsの作成には細かいテクニックが必要です。こういったオリジナル問題の作成をしてくれるGPTs。気になる方は、ぜひフォームから相談してみてください(>>>フォームはこちら)

AIに問題を出させる 英語講師安河内先生のGPTs

GPTsに問題を出させるもう一つの例が、安河内先生が出しているGPTsです。安河内先生は、大手進学塾東進衛生予備校で英語科の講師を務め、参考書を数多く出版している先生です。安河内先生のアメブロでは、先生自作のGPTsを紹介しています。

その中の一つ、ChatGPT – 英検準1級レベル単語問題ビルダー では、英検準一級の穴埋め問題を生成してくれます。しかも解説付きです。

英検準1級レベル単語問題ビルダー
( https://chatgpt.com/g/g-Yt7JvoboX-ying-jian-zhun-1ji-reherudan-yu-wen-ti-hiruta )

感想:英検準一級に出てくる10個のトピックから選べます。さらにそこから10問問題が生成されます。解説がとても豊富で、まるで、問題集の解説を見ているかのようです。「他に参考書が要らないんじゃないか?」と思うくらい、詳しくて丁寧な内容でした。

こちらのGPTsは、かなり精度が高いオリジナル問題を出してくれました。

生成AIが問題を出してくれるメリット
生成AIが問題を作るので、いつでもオリジナルな問題を出してくれます。つまり、いつでも初見の問題を出してくれます。この問題集GPTsでも、ちょっとずつ違う問題を練習できます。自分でも使ってみたくなりました。

参考書からオリジナル問題を作る NotebookLMを使おう

NotebookLMはGoogleが提供するAIサービスです。
ドキュメント情報を簡単に検索できるサービスとして注目が集まっています。

ちなみに、ドキュメント情報を盛り込んでAIが回答する技術をRAGといいます。RAGとは、簡単にいうとAIを特定の知識に特化させる技術です。
例えば、生成AIに「元素記号について教えて」と質問しても、不正確な答えが返ってくる可能性があります。
これは、生成AIが知識を教え込まれているわけではないからです。
生成AIは文章を返すことに特化はしていますが、正確な知識を答えてくれるわけではありません。
知識を答えさせるには背景となる情報をちゃんと伝えなければいけないのです。
背景知識を盛り込ませる技術、これがRAGです。

RAGを使えば、生身の生成AIを特定の知識に特化させることができます。いわば、生成AIに本を与えて、本の内容は丸暗記させられます。これで生成AIを特定の知識に特化させることができます。

本来RAGは、複雑なコードを書いてデータ読ませる技術が必要でした。しかし、NotebookLMは画面に文章を投げるだけで、知識を特化させられます。

ここでは、NotebookLMに「坂本龍馬」について特化させてみましょう。画像は、wikipediaの坂本龍馬のページをNotebookLMに送り、「学習ガイド」を生成させた様子です。

右側に、坂本龍馬に関する小テストを出題させることができました。

つまり与えたソースから問題を作ることができるようになるわけです。

NotebookLMを応用

例えば、参考書を読んで、知識を蓄えますよね。
普通は、参考書は読むだけで、問題を練習するには問題集を買う必要があります。
しかし、NotebookLMに本の内容を投げて、オリジナル問題を出力させれば、オリジナルの問題が完成します。
AIがオリジナルに問題を作っているのでバリエーション豊かな問題を生成することができます。
これにより、いつでも初見の問題を解けるようになります。

AIに説明することで理解を正す

「勉強した内容を、誰かに教えることで理解を深める」学習法です。
勉強した内容をAIにチャット欄を通じて説明します。それによって、学習内容をより深く理解できます。

今後の可能性 語学以外の分野

今回紹介したのは語学分野が主でした。語学以外にも、テキストで学習する法律や、会計の分野でもAIは力を発揮するのではないかと思っています。

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